2020年の夏
毎年のように「今までで一番暑いんじゃないか?」と思ってしまう時期が来ました。
今年は梅雨明けが例年と比べて遅いですね。もう8月になります。
梅雨も雨天が多い梅雨と、雨天は少ないけど降る時はとことん降る梅雨があるそうで、今年は後者のようです。
梅雨の時期は、植物にとって成長期だったり、子孫を残すために花を咲かすか成長しようと枝を伸ばすかの分化期でもあり、今後を左右する時期でもあります。
今年はオーストラリアの森林火災の影響があったのかわかりませんが、暖冬で梅や桜も早く咲いていました。
またここにきて梅雨が長期間となるので、今年の夏は早く終わるのか例年より真夏日が続くのかわかりません。
作業時の熱中症対策ってどうしているの?
夏は「お盆前にきれいにしたい」ということもあり、多くのご依頼をいただきます。
とてもありがたいことですが、真夏は熱中症に注意しながらの作業が必要です。
年々夏の暑さは厳しくなり、熱中症患者が絶えず、亡くなられる方もいらっしゃいます。
私たちの作業も例外ではなく、草刈り作業は厚生労働省の「身体作業強度等に応じたWBGT基準値」によると身体作業強度(代謝率レベル)はレベル0(安静時)~レベル4(激しい運動)のうちレベル3の例で挙げられています。
実際、草刈りをして熱中症になったという例もあります。
私も国道の管理(国土交通省発注)の現場代理人を務めた時にたくさんのことを学ばせていただきました。
熱中症対策のために何をしているか、何に気を付けているかをご紹介します。
・水分補給
こまめな水分補給をします。よく水ではなく塩分等ミネラル分の入ったスポーツドリンクがいいと言いますが、お茶か水で摂ります。ミネラル分は飴やタブレット、梅干しなどから摂取しています。水分補給と併せて休憩もこまめにとらせていただくことがあります。
・服装
会社勤めの時は決まった作業着を着用していましたが、今は動きやすい服装で作業しています。動きやすいといっても半袖・短パンではやりません。肌を出すのは虫刺されや日焼け、日照による体温上昇にもつながります。さらに、帽子を被ります。ヘルメットではないかと思われる方もいらっしゃいますが、ヘルメットはかなり熱を持ちます。汗も通常より吹き出します。よほどの危険場所でない限り、帽子で作業させていただいております。最近では空調服を取り入れ、熱中症対策をしています。だいぶ楽です。
・仕事をしない
極論これが一番ですが、そういうわけにもいきません。連日作業日が続けば休日をいただきます。1人作業が多くありますので、無理はしないこととしてご理解いただければと思います。
おわりに
今年の夏はどういう夏になるかわかりません。
すでに6月に熱中症で搬送されたというニュースもありました。
人間、気温に体が慣れるのに3日はかかると聞いたことがあります。
普段から冷房の効いた部屋にいすぎないのも熱中症対策には必要だと思います。
体調管理に気を付けるというのはもちろん大切ですが、きちんと実行するのは医療従事者やトレーナーの方でもなかなか難しいと思います。ぜひみなさんも、自分ができる対策をして、身体を護っていきましょう。